「越前和紙きせかえタンブラーの開発」
林石油店は燃料小売業以外にも様々な商品の販売を行っている。日頃、地域貢献を念頭に置き、地域活性化につながるような催しなどを企画、運営している。今回、地元特産である越前和紙を使った商品開発でガソリンスタンドや今立地区全体への集客力アップへ繋がらないかということでよろず支援拠点へ相談に訪れた。
店内では、自動車関連商品以外にも様々な商品を販売するなど、通常のガソリンスタンドでは行っていないことに取り組んでいる。しかし、スタンド名が「和紙の里SS」と越前和紙についてPRする要素をもちながらも和紙を活用した商品は置いていなかった。そこで和紙を使った車関連商品として「越前和紙きせかえタンブラー」を開発・販売してはどうかと提案を行った。 仕組みとして、透明のカップと内カップが二重層になったタンブラーの間に和紙を入れて使用する。越前和紙にこだわった商品開発になるよう、同地域の和紙事業者の社長夫人で構成されている「女紙倶楽部」との連携を視野に入れて活動するよう助言したところ、中に入れるオリジナルデザインの紙を制作して提供してもらった。和紙デザインの多彩なバリエーションづくりが実現し、商品力向上に繋がった。